cafe anselmo(カフェ アンセルモ)2018.3.3

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水族館のような カフェ

 

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テーブル席のフロア側の店内よりガラスを隔てテラスに向けてシャッターを切る

 

片側のフロアに2列にテーブル席が並んでいる。

フロアとテラスを隔てているのはこていされたヨコに並んだ複数の大きなガラスの板。

 

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キッチンから独立したもう一つの水道の設備。カウンターのような厚いコンクリートのカベの向こう側にシンクと蛇口が備わっている

 

ガラスの向こう側のテラスに花壇が広がっている。

 

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三月初旬、あちこちで芽吹きが始まっている

 

花壇は広いテラスの上に浮き島のように点々と配置されていて、そこを通りがかったおじさんが草花に招かれて近づいてきた。

おじさんはそばに置いてあったジョウロを取り上げて草花に水を差して回りはじめた。

 

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カウンター側のフロア。キッチン側のこのカウンターのうしろ向かいにも窓側のカウンター席がある

 

愛おしそうに水を差しながら草花になにやら語りかけているようだ。

やがてお店のドアを開けてなかに入ってくると、わたしが居るフロアのナナメ向かいのカウンター席のある方へあるいていった。

そして、近づいた女性の店員さんになにかを一言伝えた。

おじさんはこのお店の常連の客さまのようだった。

 

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花壇に水を差していた常連のお客さんと思われるおじさん

 

背筋のスッと伸びた店員さんはモデルさんのような流麗な足どりでわたしに近づき斜め前に立ちわたしと視線を合わせた。

わたしはモーニングセットをおねがいした。

座った席の左手にシンクが設えられたもう一つの独立したカウンターがあり、その向こうに綺麗に整頓された広い厨房の空間が拡がっていた。

作業台、収納棚、収納庫、冷蔵庫と思われるステンレス製の巨大な箱、キッチン道具、その何れもが磨かれて清潔さが保たれているのが分かる。キッチンのモデルルームのようだ。

 

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カウンターのフロアからキッチンを見る

 

ケンさん、モーニングセットへの期待が高まる!

テラスの一端に朝陽があたりはじめた。

 

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コーヒーカップから湯気が立ち昇り、ゆらめく湯気の背後の朝陽に染まるガラスがオーロラのように輝いて波打っている

 

カップのソーサーに添えられた木製の小さなスプーンから視線が離せなくなっている。

 

美しく飾られたモーニングセットは期待以上に充実した内容だった。

地域の住民の人々は『cafe anselmo』という貴重な財産を近隣に持っているのだ。

いや、紡ぎ編まれてきた歴史のなかで愛しみ地域の人々が育ててきたのかもしれない。

 

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ことばで説明するより、いちど味わっていただきたい『cafe anselmo』のモーニング

 

すでに公開されている情報と重複する失礼をお詫びしつつ、店長の高野さんに幾つかの質問を試みる。

 

「『cafe anselmo』(アンセルモ)・・・、珍しい店名ですね」
(ケンさん)

「この店、父の代からなんですが、はっきりした由来を聞いていないのです」
(店長の高野さん)

「店長さんにとってカフェとはどのような存在でしょう?」
(ケンさん)

「父から受け継いだお店なので、特にこだわりなどは持っていないのです」
(店長さん)

「店内は整然としていて、洗練された印象を受けるのですが・・・」
(ケンさん)

「すべてにおいて、特別なこだわりは持っていないのです」
(店長さん)

「・・・△×○◇(⋈◍>◡<◍)。✧♡(^^♪」
(ケンさん)

ケンさんの経験から、このような受け応えをする人の多くは、すべてにおいて強いこだわりを持っていることを知っている。

『cafe anselmo』の店長さんも、もちろん例外ではない。

外見はそのように見えても、内実は逆なのだ。

 

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整然と収納された食器類

 

テーブル席のフロア、カウンター席のフロア、入口を入ったところ、その三つの要素がクロスする場所の天井から花のような純白の照明器具が下がっている。

著名なデザイナーが手掛けたものでしょう。

この照明器具が象徴するように、建物外観から店内外のデザイン、キッチン道具、食器に至るまで、そのすべてに店長さんもしくは先代のこだわりが感じとれる。

 

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厨房内の店長さん

 

お客さんが二組立て続けに入店した。

店長さんとスタッフさんは対応に当たらなければならない。

あと幾つかお聞きしたいことがあったのだが、お店を後にすることにした。

 

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『夜間飛行』サン・テグジュペリ

 

イスを立とうとすると、

「コーヒー、飲んでいきませんか?!」

お気持ちをしっかり受け止めて、

ドアを開けた。

 

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『cafe anselmo』入口ドア

 

cafe anselmo』基本情報:

所在地:府中市住吉町 4 – 9 – 36

営業時間:9 : 00 ~ 18 : 00
     ※日曜営業

定休日:火曜日

でんわ:042 – 365 – 3648

オープン:先代より受継ぐ

 

 

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